福岡歯科大学

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学部・大学院

歯科医療工学講座について

講座概要

講座改変に伴い、平成13年4月1日に基礎医歯学部門のひとつとして歯科医療工学講座が誕生しました。本講座は、歯科理工学講座が名称変更した生体工学分野と教養系の物理学講座が名称変更した材料工学分野の2分野で構成されています。

主任教授挨拶

歯科医療工学講座 生体工学分野 教授 都留 寛治

当講座は「生体工学分野」と「材料工学分野」の2分野で構成されています。生体工学分野は主として歯科医療に用いられる各種材料や器械に関する教育(歯科理工学)を担当し、材料工学分野は主として物理系の基礎教育を担当しています。材料や物理はとっつきにくい学問と思われがちですので、学生が分かりやすい講義を実践するよう心掛けています。研究面では両分野とも再生医療に必要とされる無機、金属、有機および複合系の高機能性生体材料の創製を目指しています。また、各種歯科材料の機能性改善についても積極的に取り組んでいます。

それぞれの名称をクリックすると、詳細情報に移動します。

生体工学分野

私たちの生体工学分野では歯科医療に用いるさまざまな歯科材料や生体材料について研究しています。歯科用インプラントから骨補填材まで、生体に対して安全かつ生体と調和する機能を付与した生体材料の開発を目指して研究を行うとともに、次世代のリサーチマインドを持った歯科医療従事者の育成のため学部・大学院教育を行っています。

教育の概要

1年生から6年生までスパイラル方式でじっくりと段階的に学べるカリキュラムを構築しています。また、臨床の場で必要となる基礎的な実習も組み込まれており座学と実学のスムースに移行できるように配慮されています。さらに研究者育成のため学部・大学院教育を通じて研究マインドの育成にも力を入れています。

研究テーマ

骨は絶えず吸収と再生の繰り返し、いわゆるリモデリングを行っています。我々は、骨組織の構造と組成に着目し、それを模倣することで、リモデリングサイクルに取り込まれ最終的には骨組織と置換する生体材料(骨置換材)の研究を主に行っています。骨組成に近い炭酸アパタイト骨補填材(サイトランス®)については、九州大学大学院歯学研究院、生体材料学分野との共同研究として、物理・化学的特性の評価、骨芽細胞、破骨細胞による骨伝導性や吸収性の評価ならびに動物実験による組織学的評価を行っています。ハイドロキシアパタイト/コラーゲン複合人工骨(リフィット®)については、その複合繊維を応用したセメントの高機能化に関して物質・材料研究機構(NIMS)と共同研究を行っています。 現在取り組んでいる研究テーマは以下の通りです。

・各種人工骨補填材の骨伝導・骨誘導発現機序の解明

・低結晶性β型リン酸三カルシウム骨補填材の設計と合成

・接着力を制御可能な歯科用セメントの創製

・矯正用ワイヤーへの審美性付与

・各種歯科用セメントへの細胞適合性および抗菌性付与

・炭酸アパタイトセメントの機能性向上化

・ハイドロキシアパタイト/コラーゲン複合繊維の応用研究

・超音波を用いた高機能人工骨補塡材の創製

 

生体工学分野 所属教員

教 授 都留 寛治
准教授 丸田 道人
講 師 梶本 昇
助 教 南澤 宏瑚

材料工学分野

材料工学分野 所属教員

講 師 佐藤 平

 

研究業績